永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

最後のブログ

100本

ついに、100本目のブログになりました。うれしいのですが、今日のこのブログで最後にしたいと思います。

実は、私は病人です。
病人で、ろくに動けませんから、時間だけはたっぷりありました。
これまでのブログも、そのほとんどを病室のベッドの上のiPhoneで書いてきました。

これまで66年の人生で、学んだこと、考えたこと、感じたこと、経験したことに、最近の時事的な話題も加え、私の頭の中にあるものを全てを外に出すつもりで書いてきました。
「キミのアタマには、これだけしか入っていないの?」と言われそうですが・・・
おかげさまで、大分、頭の中は軽くなりました。

体力の限界

でも、いよいよ、体力の限界が来たようです。
毎日書くのは結構大変でした。特に80本辺りからは、体力の限界を感じ、ほとんど気力だけで書いていました。

少し、時間もお金もできて、さあこれから、と思っていたところで、このような病気になるのですから、人生なかなか上手く行かないものです。

幸い、妻子に恵まれ、米国留学をしてNYにも住み、延べ4ー500日の海外旅行と、我ながら「かなり濃い人生を送ってこれた」と思っています。

ブログを書き始めてからは、わずか三ヶ月ほどでしたが、96日間連続で延べ100本のブログをアップ出来たことに満足しています。この間の良い「生活の励み」になりました。

ブログにも書いた「留魂録」を愛読していますが、なかなか彼ほどの、清々しい気持ち、には到達しません。

ありがとうございました

短い間とはいえ、これまで愛読ありがとうございました。

最後に、皆様のご多幸をお祈りいたしたい、と思います。

お元気で、、、


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永遠の旅人日記 作者


カテゴリー別 目次

毎日毎日テーマがあちこちに飛んだので、これまでにアップした99本をカテゴリー別に整理しなおしてみました。

旅行・趣味

海外旅行
eternal-traveler.hatenablog.com

京都
eternal-traveler.hatenablog.com

国内旅行

趣味・楽しみ
eternal-traveler.hatenablog.com

マリファナ

政治・経済・時事問題

政治
eternal-traveler.hatenablog.com

不都合な真実
eternal-traveler.hatenablog.com

日本の将来

マイナンバー
eternal-traveler.hatenablog.com

東京オリンピック

その他時事問題

今が一番幸せ!

はじめに

つらつら考えて、新人類10万年の歴史の中で、団塊の世代の日本人はかなり幸せではないか、と思うに至った。
時代をいくつかに分けて考えて見る。

第一期・・10万年前~産業革命前まで

とにかく、全ては人力。
せいぜい、牛馬の活用しか出来なかった。
車は勿論、電気、ガス、水道も一切なし。
夜は、ランプかロウソク。大昔は、ロウソクすらなかった。星明りと焚火の光位か。
ご飯は、蒔で炊いて、蛇口をひねってもお湯は出ない。
どこまでも歩いて移動するのみ。
想像すればするほど、産業革命前、日本で言えば幕末まで。の日常生活は本当に大変だったろうと思う。

第二期・・産業革命~昭和20年までの約100年間

1850年頃から、人類は、産業革命により石油・石炭をエネルギーとして使うことを覚えた。
いままで人力でやって来たものが機械に置きかわり、効率は格段に上がり食料も増産出来る様になった。
食糧の増産により、地球人口が急増しはじめたのもこの時代から。
蒸気船、自動車、鉄道、飛行機の発明なども相次ぎ、日常生活は急速に便利になった。

しかし、70年前の昭和20年までは戦争があった
日本も、日清、日露戦争に加えて、第一次、第二次世界大戦に参加した。
この時代は、
産業革命により、文明が大きく発展し生活も楽にはなったが、あちこちで紛争が勃発し、手放しで幸せとは言えない時期だったのではないか。 

第三期・・昭和20年~今日までの70年間

団塊の世代が生まれ育った時代だ。
世界各地では、戦争やテロが続いているものの、日本が関係する戦争は昭和20年で終わった。
アメリカはその後もベトナム戦争や、アフガン、イラク戦争があったが、日本は、この70年間平和ボケと言われる位に平和だ。

戦後は少し苦しかったが、生活レベルは、三種の神器・新三種の神器など毎年のように向上した。
日本が巻き込まれる戦争もなく、食糧や水もふんだんにあり、極めて幸せな時代だったのではないか。

第四期・・今後の50年~100年先の未来

以前のブログeternal-traveler.hatenablog.com

で述べたように、地球人口の急増が止まるかどうかが問題。
地球人口が100億人を超えると苦しい。中国が一人っ子政策を捨てたのも悪材料。

地球が40億年かけて貯めた地下資源エネルギー・水資源を、人類はたった200年弱でかなり使ってしまった。
あと50年間保つかどうかだ。
代替エネルギーの開発はいろいろ行われているが「これは」というものはない。
原子力発電が一番有力だったが、それもポシャってしまった
太陽熱、風力、などの自然エネルギーは、発電量が安定せず、ベース電源になり得ないし、量的にも石油を代替するには全然足りない。

とすると、50年先には、エネルギーの制約がかなり厳しくなることが予想され
未来が今よりバラ色とは決して言えない。

人類10万年の歴史のなかで、我々より前は何かと問題があった。今後もバラ色というより生活レベルが下がることも考えられる。
とすると、地下資源をふんだんに使えて、戦争もない、1950〜2050年の100年間は、人類史上最も恵まれた時代で、文明を謳歌できるこの時代に生まれてきたことに感謝すべき ではないだろうか。

京都の「豆知識」

京都市内をチャリで走り回っている頃に仕入れた豆知識。
京都シリーズもこれで最後。

コインロッカー難民

ハイシーズンの週末などの午前に、京都駅を歩くと、キャリーバックを引きずってウロウロしている人が多い。コインロッカー難民と呼ばれている。ハイシーズンになると、京都駅のロッカーは、だいたい朝8時から9時の間に満杯になってしまうようだ。
そういう場合、ちょっと発想を転換した「一時預かり」が穴場。

「京都駅正面の地下中央改札口横」に「京都駅キャリーサービス」と、裏口の「八条東口」に「デリバリーサービス」がある。

コインロッカーが満杯でもこちらはあいていることが多い。
デリバリーサービスもやっている。14時までに預けると、17時迄に宿まで運んでくれる。受付は14時までなので注意。
一時預かりは20時まで対応、

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JR京都駅キャリーサービス


早朝着いたら

神社に参拝するのも良い。
寺は、開門時間があり、それ以前には入れないが、神社は原則として24時間オープン。早朝でも参拝できる。


市内の交通手段

ハイシーズンの有名寺社の周りは大渋滞。京都は天気さえ良ければチャリで回るのが最適の広さ。東と北に向かって、傾斜があるので、体力に自信がなければ電動が楽。
貸し自転車屋さんはたくさんある。ホテルが貸し出している場合もある。

喫茶店

喫茶都市と言われるくらい、京都には喫茶店・カフェが多い。しかも、どれもがユニーク。是非あちこち巡って欲しい。その際のお供は、

京都カフェ散歩―喫茶都市をめぐる (祥伝社黄金文庫 か 17-1)

京都カフェ散歩―喫茶都市をめぐる (祥伝社黄金文庫 か 17-1)


約30 年にわたり1000 軒以上のカフェを訪れてきた著者の経験をもとに綴られている。数多い京都本の中で、最も参考になる一冊。

銭湯

京都には、まだ銭湯が少し残っている。
その中でもお勧めは、

船岡温泉
「テルマエ・ロマエ」に出てきそうなレトロな温泉というか、銭湯。

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さらさ西陣
ここは風呂屋ではない。銭湯を喫茶店に改装した店なので、内装がかなりユニーク。

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最後にわたしが好きな寺を一つだけ紹介しよう。

知る人ぞ知る「円通寺」

宝ヶ池方面のとても辺鄙な場所にポツンとあるので、一般の観光客はまず行かない。
修学院離宮を造営した後水尾上皇が、比叡山をもっとも美しく見れる場所として12年かけて京都中を探し回りここに決めたという。
垣根の向こうに見える比叡山の借景はすばらしい。
比叡山が良く見える天気の良い日に訪れたい。一人でひっそり訪れ、静かに時間を過ごすのに最適の寺。

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正面の垣根は、「円通寺垣」と名前が付いているほど有名な「混ぜ垣」(複数の樹木を混ぜて作る) だそう。。


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ドローンの夢 と 規制

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ドローンの夢

私がドローンに関心を持ったのは、2013年12月に、アマゾンが、ドローンを使って配達を行うことを実験している、という記事を読んで下記の動画を見た時だ。 ドローンの将来に無限の可能性を見た。

http://www.itmedia.co.jp/news/spv/1312/02/news056.html

www.youtube.com


その夢は、下記の動画を見たことによって倍加された。
これまで見た中で、最高に素晴らしい 花火である。
まだ見ていなかったら、是非見て欲しい。そしてドローンの持つ可能性を感じて欲しい。

www.youtube.com


そもそもドローンとは

コンピュータ制御によって自律飛行する無人航空機(UAV)のこと。もともと軍事目的で開発されたが、最近は、Amazonのように商業や、火山などの危険地帯の空撮など、民間利用も広がっている。
ローター(回転翼)を複数搭載したマルチコプター型のものが主流。
ラジコンヘリとの最大の違いは、ドローンは、予めブログラミングすれば、GPSを元に自律飛行できることである。もちろん、ホビー用などの安価なものには、その機能はない。

次のレクサスのCMも見て欲しい。

www.youtube.com


これは、CGではない。実写だそうだ。一年かけて一台一台ブログラミングしたらしい。まさに自律飛行そのもの。それにしても、こんなに細かいところまでブログラミングできるとはびっくり。

話はちょっとそれるが、このCM 30年位前にスピルバーグが作った「ニューヨーク東8番街」という映画からヒントを得ていると思う。地上げ屋に立ち退きを迫られた老夫婦が小さな宇宙人達(CMのドローンそっくり)に救われる、という心温まるお話だ。

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ドローンの用途

先にも述べた様に、元々は軍事用に開発されたものだ。軍事用から民間に転用されて大発展したものは、インターネット、GPSなどいくらでもあるが、ドローンもいま、そういう時期を迎えてようとしている。

先に挙げた、物流、危険地帯の撮影以外にも、警備・バトロール・追跡、農薬散布、送電線管理、等々

変わった所では、スポーツへの応用もある。先日南アフリカを破って大金星を挙げた、ラグビー日本代表は、コートの真上にドローンを停止し、そこから全体を俯瞰した動画で、各選手の位置どりのチェックをして大きな成果を挙げた、ということだ。
さらに、下記のようなアイディアもある。

救急用ドローン

www.youtube.com


AEDを運んで来る、というか、ドローンそのものにAEDが組み込まれている。

ここで、東京23区をこのドローンでカバーすることを考えてみよう。

まず、東京23区の面積は、約621平方km。23区内の消防署数は、58箇所。単純に割れば、一消防署あたりのテリトリーは11平方km。円で考えれば、半径2km程度。ちなみにこのドローンの時速は100km以上なのて、2kmは1分12秒で飛べる。

ということは、58カ所の消防署全部にこのドローンを配備すれば、23区全域(人口900万人) を1分程度でカバーできる、という計算になる。
消防署だから、適当な間隔で配置されているだろうから、単純計算だが、そうおかしな計算結果ではないはず。

動画では、1分でAEDを届けられれば、生存率が8%から80%に上がる、と言っていた。

技術的には、何も難しいことはないので、ドローンの運用ルールさえ決まれば、かなり現実的な案と思いませんか?

ドローン規制

こうした夢のある分野であるにもかかわらず、官邸や善光寺で墜落事故が起きて、面子を潰された警察や官邸が規制に走り、すぐさま規制法ができた。

テロを口実にしているが、こんな法律を作っても、一般人が公園で墜落させて人にぶつけるのを防げるかもしれないが、本格的なテロ防止に役立つわけがない。

今、日本に求められているのは、ルール作り。むやみに禁止するのではなく、どういう状況ならドローンを飛ばしても良いのか、その条件を明確にすることである。
そのルールさえはっきりすれば、日本にはボテンシャルの高い企業が沢山ある。実際、海外の有名ドローン機の主要部品のほとんどは、日本製のはずだ。

新しい技術の危険性だけを取り上げ、短絡的に規制して、技術の発展を邪魔する事だけはやめて欲しい。

Amazonは、来年から実際に米国の一部で配達を初める、という。Flirteyという米国のベンチャーは、米国航空局から初の許可をもらい、「飛行場から診療所まで衣料品を運ぶ」という営業を初めた。


youtu.be


最初に挙げたAmazonの動画は、2年前にその構想が発表された際、夢を見れない大人達に、「季節外れのエイプリルフール」とまで酷評されたという。それが、2年も経たない内に営業ベースに乗るのだ。日本もしっかりしないと。


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(参考にした本)

ドローンの衝撃 (扶桑社新書)

ドローンの衝撃 (扶桑社新書)

スペイン〜南仏コートダジュールの旅

はじめに

スペインは、何回か行ったが、バルセロナは通り過ぎただけで、一度訪ねたい、と永年思っていた。
たまたま機会があったので、数年前、バルセロナからニースまで南仏を旅した。

移動

  • パリ~バルセロナ   easy Jet
  • バルセロナ~ニース  都市間はTGV 都市内はレンタカー
  • ニース~パリ     easy Jet

この時、LCCの代表格 easy Jet に初めて乗った。確かどちらも片道 1万円位だったと思う。
余りの安さに、びっくりした、というか、たまげた。手厚いサービスはなかったが、全く不満はなかった。それ以降、LCCファンになった。

バルセロナ

バルセロナと言えば、ガウディ。幾つもみたが、最初の晩にみたアパートが、初めてのガウディだったせいもあって、とても印象的。


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サグラダファミリア
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定番中の定番だが、作り始めて、既に133年経っているのに、まだつくり始めたばかりのような雰囲気は、何故? と、思ったら、
これまで、完成には300年かかると言われていたのが、現在では2026年の完成が見込まれているらしい。あと10年。1882年の着工から150年弱で完成することになる。道理で活発に作業しているわけだ。
「工期が半減、というか150年短縮」したのは、最近の3DプリンターやCNC(コンピューター数値制御)応用の石材加工機の発達によるらしい。それにしても、、150年分短縮! それにしても当初300年分の設計図なんて想像もつかない。

美味しそうなもの

ヨーロッパには美味そうなものが多い。農業国フランスは特にそうだ。

何と言っても生ハムが安い
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フランスは、バンとチーズとハムがあれば、一食になる。
写真が小さいが、イベリコ豚脚1本 69ユーロと書かれている。 約9000円! 日本でこの大きさだったら数万円はするだろう。


オリーブの種類がこんなに
そういえば、地中海沿岸は、オリーブの特産地だった。思い出した。
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南仏は果物も豊富
大分前になるが、北欧に行った時は果物がほとんど無かった気がする。
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チョコレート店
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チョコレートは、1492年コロンブスが、カカオを中米からヨーロッパにもちこんだのが、ルーツだという。中米では、カカオに唐辛子を混ぜていたのだそうだ。確かに中米は唐辛子の産地だが、味が想像できない。ヨーロッパに入ってから砂糖と混ぜるようになり、今の味になった。


アヴィニオン

私は、西洋史に疎いので全く知らなかったが、14世紀にフランス出身の法王の時、70年間法王庁がアヴィニオンにあった。その時の法王庁が残っている。その立派さにびっくり。
さすが、中世のキリスト教は力があった。

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一番奥に、ポチっと見えるのが大人の女性だ。比較すると、その大きさが良くわかる。


修道院を改造したホテル
廊下も立派! ホテルにとって、廊下は収益を産まない必要悪だが、修道院にとっては重要な場所なのかもしれない。
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たまたまですが綺麗な夕焼けでした
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アルル

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どこかで見たような気がしませんか? そう、ゴッホの有名な絵で描かれたカフェです。


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この絵の記憶で上の写真を撮ったのですが、ちょっと角度が違いましたね。

グラース

途中、香水の街、グラースに寄った。とにかく、グラースの街に入ったとたん、クルマの窓を開けると香水の香りのする、そんな街だった。

香水博物館にて
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私には、香水より、こっちの美人が気になる


Ez 村

この辺りに幾つもある、「鷹ノ巣村」の代表格。ニースのすぐ近く。海岸近くまでせり出している、山のてっぺんに、石壁が張り巡らされ街ができている。山城を意図したようだが、歴史を読むと、幾度となく攻め滅ぼされ、その度に領主が替わっているので、あまり堅固な城ではなかったのかもしれない。
小さくて綺麗な街。上から見下ろすコートダジュールの気色が素晴らしい。

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ニース

季節外れ(4月始め) だったせいか、静かで落ち着いた雰囲気。

静かな海岸
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綺麗な月夜
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絵に描いた様なセレブ
なかなかこんな風には、、、
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日曜日のノミの市
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さすがコートダジュール
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一艘、数千万円はするんだろう。こんなのが、数百艘。嫌でも世界の富の偏在を感じる。

おわりに

この時は、二週間近くかけて、ヨーロッパの地中海沿岸を巡った。シーズン前、ということもあり、どこも静かで良かった。ヨーロッパの歴史の厚みと豊かさを感じる旅でもあった。


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最も強いものが生き残るのではない

この続き

最も強いものが生き残るのではなく
最も賢いものが生き延びるでもない
唯一生き残ることができるものは 変化に対応できるのもの である

この言葉を残したのは 進化論のチャールズ・ダーウィン.
確かに、彗星衝突による地球の気候の突然の変化に対応できなかった恐竜は絶滅してしまった。

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経営にも通じる

この言葉はそのまま経営にも通じるだろう。

マーケティングとは? - 永遠の旅人日記 で
顧客ニーズに立脚することが最も重要、と書いたが、
顧客ニーズは刻々と変化し、技術も変化する。
一度は、顧客ニーズをしっかり掴まえた商品でも、時代による顧客ニーズの変化とともに顧客はするりと逃げ出す。

経営にとって大切なのは、この顧客のニーズの変化に対応すること ではないか?
言ってみれば、ひまわり経営。
常に陽の当たるところに自らの身を置くことである。

変化への対応はマーケターの飯の種

顧客ニーズの変化を先取りできれば、下位メーカーでも「下克上」の可能性が出てくる。
顧客ニーズの変化への対応は、マーケターの飯の種とも言える。

テレビの例

少し実例で考えてみよう。
まずテレビ。
ご存知の通り、テレビは 白黒ー>ブラウン管型カラーテレビー>液晶テレビ
と変化してきた。日本の大手家電メーカーは上手くニーズの変化に対応出来ただろうか?
対応に失敗した代表例は ソニー
ブラウン管型カラーテレビの段階でソニートリニトロンが大成功しトップシェアだった。しかし、あまりの成功が災いして変化を読み間違え、液晶に出遅れた。
開発生産が間に合わず、韓国のサムソン製の液晶を輸入し、そこにソニーのマークを貼って売っていたほどだ。

インターネット用の端末の例

顧客ニーズは、
パソコンー>携帯(ガラケー)ー>スマフォ
と変化してきた。日本のメーカーは変化に対応できただろうか?ほとんどのメーカーが携帯までだ。
携帯は、ガラパゴス携帯と揶揄されるほど、国内仕様で発達してきた。ドコモにくっついてさえいれば、商品は売って貰えた。

しかしiPhone発売と同時に一気にスマフォ時代になり、ドコモの手を離れ世界仕様となった。その瞬間、日本メーカーはほとんどが落ちこぼれた。
ソニーが かろうじて Xperia で頑張っているくらいか。

変化する能力、こそ現代の競争優位

マーケティングのコトラー教授は「現代では、どのような優位性もすぐまねされてしまう。唯一の競争優位は、競合他社よりも素早く学習し、変化をとげることである。」と述べている。
競合他社より素早く変化できる能力は、競争優位性になるのだ。

そのためには、変化が常態という組織をつくること が大事だろう。
そうすれば、変化を怖がらず、変化に対し前向きの人材が集まる。

個人に応用

個人も一緒だと思う。
通信手段の発達とともに、環境変化のスピードは加速度的に速くなっている。
ガラケーからスマフォのような変化についていくには、頭を柔らかくし、好奇心を旺盛にし、新しいものへの変化を楽しむメンタリティーにすることでが最も重要ではないか。