永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

私の子育て論

子育ては、仕掛かり期間の非常に長い「商品開発」

子供は、22歳で大学を卒業して世の中に出る時に始めて「商品」となる。
だから、今成功している人ではなく、「22年後にどのような人材が求められているか」を良く考えて「仕様」を考えて育てるべき。
一例として、私は20年前、息子が10歳になった時に、パソコンを与え、中国語の家庭教師をつけた。

子供の才能を見つけ出すのは親の義務

人間には、いろいろな才能がある。
全部の才能を加えれば、皆一定であり、天才は才能が偏在して居るだけ、とも考えられる。
だから、親は子供の才能を見つけてやる義務がある。小さい時に、いろいろやらせて見るのも一方。本人が好まないもの、才能のなさそうなもの、はすぐやめれば良い。
今注目を浴びている、早稲田実業の清宮幸太郎くん。彼も小学校時代に、ラグビー・野球だけでなく、テニスや水泳を含め、10種類ほどのスポーツをやっていたそうだ。これも高名なラグビー選手だった父親が、「息子にはスポーツの才能がありそうだけれど、本当に才能がある種目は何だろう?」と思って、いろいろやらせたのだ、と思う。

好奇心を育てる

教育で、一番大切な事は、勉強ではなく、「自分のアタマで考える」こと。
それは、好奇心からはじまる。
小さい子は、元々好奇心がものすごく強い。大抵の場合、親が子の好奇心を面倒くさがり、子の芽を摘んでしまっている。子供の好奇心に、とことん付き合って、更にそれを助長する応接が大事。

親は助言に徹する

小さい時は、親の思う通りにしつけや、教育をすべきだが、一番してはならないことは、大学進学時、就職時、結婚時に、「親の考えを押し付けること」これだけは、絶対に避けるべき。親は子に良かれと思っているのだろうが、傲慢も甚だしい。
親は自分の経験に基づき助言はすべきだが、助言でとどめ置く。
子供の人生は、子供が良く考え自分で決断すべき。親がその職に付くわけでも、その人と結婚するわけでもない。

教育投資は、リターンが高い

一般の投資は、数年で回収しなければならない。対して、教育投資は一生をかけて回収すれば良い。回収期間 約40年である。
投資以降40年以上にわたる人生が底上げされる。こんなに良い投資はない。
私はお金を貯めて、自費で米国のMBAに行った。30年前で500万円位かかった(今はとてもこの金額では済まない)が、その後、給与の高い仕事が出来ただけでなく、職の心配をすることがなくなり、投資効果は絶大であった。
息子は、高校・大学を米国に留学させた為、かなりの金額がかかったが、世界の何処でも働ける人間になったので十分ペイしている。