新国立競技場 有識者会議 委員名簿(平成27年度 7月7日現在)
例の2500億円について、責任問題が問われている
当然その責任の一端は「有識者会議」にある
その割には、「メンバーを直撃」みたいな取材が行われないのは不思議。
全て「有識者会議で承認を経てきた」と報じられる割には、誰がそのメンバーがハッキリ報じられないので調べてみた。。
それぞれの人物について、一般的には知られていない方も多いので、ちょっとWikiなどをググって略歴を調べてみたのが下記。
安西裕一郎
日本学術振興会理事長
学術畑なので、一般的には余り知られていないと思う。
幼稚舎から慶應一筋 元慶應義塾長
情報処理、制御工学などを専門とする工学者
大学時代ラグビー部なので、森元首相とも近いと想像される。
2011年NHK会長に選任されそうになるが、安西が、会長交際費の有無について照会を行ったことから経営委員会と安西の間で相互不信が生じ、結局は安西側が就任を拒否した。
安藤忠雄
独学でありながら、受賞歴多数の世界的建築家。
イェール、コロンビア、ハーバードの各大学客員教授を歴任し、東京大学工学部教授に就任。現東大名誉教授。
下記のリストによれば、毎年10件内外のの設計をおこなっているが、いずれも規模はさほど大きくない
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E8%97%A4%E5%BF%A0%E9%9B%84#.E4.BD.9C.E5.93.81
小倉純二
日本サッカー協会第12代会長。
プレーヤーとしての経験が皆無でありながらも日本サッカー協会の首脳部入りした異色の経歴。
日本サッカー界の国際的な渉外活動を長年にわたり引き受ける。
1962年 - 早稲田大学第一政治経済学部卒業。古河電工入社
サッカー部の練習を見ているうちに興味をもち事務方を手伝うようになった。
1981年 - 古河電工ロンドン支社時代「日本サッカー協会国際委員(在ロンドン)」としての活動。
キリンカップでヨーロッパのクラブチームを日本に招待する等に尽力。
佐藤禎一
京都大学卒業後、文部省入省。1997年(平成9年)に文部事務次官。
退官後は、2000年(平成12年)日本学術振興会理事長、2007年(平成19年)から東京国立博物館長。
そういえば、新国立競技場って裏に博物館を作る予定で、そのために高度な温度管理が必要で予算が膨らむ、という話しも聞きましたが・・
ばりばりの文部官僚さんですね
鈴木 秀典
公益財団法人日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の会長 日本医科大学教授
JADAは文部科学省委託事業。東京医科歯科大で同窓の河野一郎(JSC)の後任
河野一郎は大学ではラグビー部で活躍
竹田恆和
日本オリンピック委員会(JOC)会長
今上天皇のはとこ。
1972年(昭和47年)のミュンヘンオリンピック及びモントリオールオリンピックに乗馬選手として出場
2013年(平成25年)6月にJOC会長に再任され現在8期目
都倉俊一
作曲家
日本音楽著作権協会会長
エンタメ業界代表でしょうね
桝添要一
ご存じ現都知事
委員の構成
各委員の経歴を調べて、改めてわかったこと
全員が、スポーツ団体の代表として、またエンタメ業界の代表として やれ8万人収容したいだの、可動式の観客席にしたいだの、騒音を防ぐための屋根が欲しいだの、「要望を出したいだけ出す側であって」国民とかタックスペイヤーの立場から見れるひとは一人もいない、ということです
「予算がいくら膨らもうが関係ない」「それより、自分たちの要望が満たされるものにして欲しい」という立場の人ばかり。これでは、どんな見積もりが上がってきても、「苦しゅうない」と言うだけでしょうね。