温泉とタトゥー
はじめに
私も温泉大好き人間なので、これまで数多くの温泉にお邪魔した。
今その温泉地で、外国人のタトゥーが問題になっている、という。
タトゥー問題
ご存知の通り、どこの温泉地にも「刺青お断り」的な張り紙はある。
刺青=ヤクザ ということだろう。
しかし、最近、外国人が温泉地に増えて問題が生じた。外国では、文化的・宗教的にタトゥーは受けいれられており、タトゥー=ヤクザ は成り立たない。外国のスポーツ選手などでは、タトゥーをしていない選手を探すほうが難しいだろう。下手をすると差別問題に発展する。外国人観光客誘致の面からも問題だ。
私の経験
実は、私も経験がある。2-3年前、アルゼンチン人の友人(Proダンサー)を連れて、軽井沢の「トンボの湯」という、大きな日帰り温泉場に行った時のことだ。服を脱いで驚いた。そのダンサーが、腰から肩まで背中一杯にタトゥーをしていたのだ。
その時は、そのまま温泉につかり、サウナに入ったが、週日で人が少なかったせいもあり、特に咎められることはなかった。
風呂からあがり、脱衣所で腰にタオルを巻いて涼んでいたら、係り員がさりげなく肩にタオルをかけて、タトゥーを隠してくれた。
優しい対応だったと感謝している。
星野の対応
最近、星野温泉グループでは、専用のシールをタトゥーの上に貼ればOKという対応を打ち出した様だ。
ワンポイントなら、それで良いだろうが、私の友人ダンサーのように背中一面の時は、どうするか、だ。
大きな刺青、タトゥーの場合
外国人だけOKとすると、国内のヤーさんが「差別だ」とうるさいだろう。かといって、刺青を全面解禁にして倶梨伽羅紋紋のヤーさんが大挙して温泉に来たら、今度はこっちが休まった気がしない。
結局、大きな刺青、タトゥーの場合は、個別対応しかないだろう。
- 刺青・タトゥーは、原則禁止のまま
- シールで、隠せる場合はOK
- 大きな刺青は、応相談 担当者が事情を聴いて個別判断
担当者は、ヤーさん対応でちょっと大変だけれど、頑張ってもらうしかないか。