永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

ワインを飲み始めたばかりの頃学んだこと

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昔、ワインを飲み始めた頃、なるほど、と思ったことを思い出してみた。

ラベル表示の違い

  • フランスは産地を表示
  • 米国は、原則としてぶどうの種類を表示

という、大きな違いがあるので注意。

その頃、いろいろ飲み比べて、自分はシャブリとシャルドネが好きだ、と思った。

シャブリはフランスワインだから、シャブリという産地が表示されているが、実はシャルドネ種でつくられたワイン。
どちらもシャルドネだから、両方好きだと思うのは当たり前、と後で知った。

フランスワインの価格のおおまかな見分け方

上に述べたように、フランスは、ラベルに使われているぶどうの産地を表示する。
従って、一般的には、産地が限定されるほど、高級で高価になる。
フランス産 > ボルドー産 > Medoc産 > シャトーなんちゃら産
の順に高価。

ちなみに、フランスで、シャトーなんちゃらは、ボルドー地方のみ使われる呼称。ボルドー以外では、ドメーヌなんちゃら、と呼ばれる。

高級ワインの飲み頃

特に ボルドーのカベルネソービニオン種に顕著だが、高級ワインほどタンニンが多く渋みが強い、という関係がある。
言い換えれば、高級ワインほど熟成期間が必要、ということだ。熟成されることにより、この豊富なタンニンが旨味にかわり、それはそれは美味しく変貌する。
しかし、タンニンが旨味に変わる以前の、若年の高級ワインほどまずいものもないので、注意が必要。

というのは、三越の贈答品カタログなどで、若年の有名高級ワインを良く見かけるからだ。
贈る側は、有名なワインが(若年のため) 比較的安いので、名前に釣られてつい贈ってしまうが、貰った方は少なくとも数年はワインセラーで寝かせる必要がある。

主要なぶどうの種類

ワインの種類は星の数ほどあり、それらを個別に知ろうとしても無理。

味は、ぶどうの種類によって大別されるから、まずは主要なぶどうの種類と味の違いを覚えるのが手っ取り早い。

白ワイン

白は、シャルドネ、ソービニオン・ブラン、リースリングの三種を覚えておけば充分。

シャルドネ
白ワインの代表品種。重厚で樽香があり、スモーキー。
世界中で作られているが、フランスのブルゴーニュと、カリフォルニアが特に有名。私も大好き。

ソービニオン・ブラン
ボルドー、ロワーヌ河、南北アメリカや、オーストラリアなど世界各地で幅広く栽培されている。
酸味が強くフレッシュ感があり、魚介類に良く合う。
やや緑がかった色をしている.

リースリング
ドイツのライン河沿いが主産地。
少し甘いのが特徴。ワインをあまり飲んだことのない、若い女性でも飲める。

赤ワイン

赤は、以下の5種をおさえる。

カベルネ・ソービニオン
フランスのボルドー地方を代表する赤。上記のように、タンニンを多く含み、渋みがある。

メルロー
カベルネと同じく、ボルドー地方を代表する品種。カベルネほど酸味やタンニンが強くないので飲みやすい。色は、少し朱色がかっている。

ピノノワール

ボルドーがカベルネなら、ブルゴーニュは、ピノノワール種。
カベルネよりは、なめらかな感じがする。

シラー
ボルドー、ブルゴーニュに続く、三大産地の一つ、フランス南部のローヌ地方を代表する品種。濃い赤色で力強い。
オーストラリアでも多く作られている。

ジンファンデル
カリフォルニア特産のふどう種。フランス産のワインが好きなワイン通からは、邪道のワインと思われているが、複雑な味でとても美味しい。私は、これが一番好きだが、カベルネやピノに比べればマイナーなので、レストランにいつもある、とは限らない。

ワインに特徴のあるレストラン

数あるお店の中で、タマタマ私が知っていて、ワインの観点からオススメの二店です。

小田島 (六本木)
日本で初めて、和食とワインをマリアージュ(一皿毎に別のグラスワインを合わせる) した店、として有名。
「フォアグラ大根」と「貴腐ワイン」の取り合わせなど最高。コース料理のみ。
カウンターに座って、ご主人の、フランス修行時代の話などを聞きながら食べたい。

マキシヴァン(六本木)
ソムリエの日本チャンピオン佐藤陽一ソムリエのお店。はっきり言って、料理は普通だが、佐藤ソムリエがマリアージュしてくれるグラスワインは、さすが日本チャンピオン。楽しくワインが飲める。

おわりに

上記は、主に、フランスと米国のワインについて述べた。
もう一つのワイン大国である、イタリアには、サンジョヴェーゼなど独特の品種もある。上記の8種を知ったら、次に挑戦したらよいだろう。
ワインの世界は奥が深い。一生楽しめる。

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