スペイン〜南仏コートダジュールの旅
はじめに
スペインは、何回か行ったが、バルセロナは通り過ぎただけで、一度訪ねたい、と永年思っていた。
たまたま機会があったので、数年前、バルセロナからニースまで南仏を旅した。
移動
- パリ~バルセロナ easy Jet
- バルセロナ~ニース 都市間はTGV 都市内はレンタカー
- ニース~パリ easy Jet
この時、LCCの代表格 easy Jet に初めて乗った。確かどちらも片道 1万円位だったと思う。
余りの安さに、びっくりした、というか、たまげた。手厚いサービスはなかったが、全く不満はなかった。それ以降、LCCファンになった。
バルセロナ
バルセロナと言えば、ガウディ。幾つもみたが、最初の晩にみたアパートが、初めてのガウディだったせいもあって、とても印象的。
サグラダファミリア
定番中の定番だが、作り始めて、既に133年経っているのに、まだつくり始めたばかりのような雰囲気は、何故? と、思ったら、
これまで、完成には300年かかると言われていたのが、現在では2026年の完成が見込まれているらしい。あと10年。1882年の着工から150年弱で完成することになる。道理で活発に作業しているわけだ。
「工期が半減、というか150年短縮」したのは、最近の3DプリンターやCNC(コンピューター数値制御)応用の石材加工機の発達によるらしい。それにしても、、150年分短縮! それにしても当初300年分の設計図なんて想像もつかない。
美味しそうなもの
ヨーロッパには美味そうなものが多い。農業国フランスは特にそうだ。
何と言っても生ハムが安い
フランスは、バンとチーズとハムがあれば、一食になる。
写真が小さいが、イベリコ豚脚1本 69ユーロと書かれている。 約9000円! 日本でこの大きさだったら数万円はするだろう。
オリーブの種類がこんなに
そういえば、地中海沿岸は、オリーブの特産地だった。思い出した。
南仏は果物も豊富
大分前になるが、北欧に行った時は果物がほとんど無かった気がする。
チョコレート店
チョコレートは、1492年コロンブスが、カカオを中米からヨーロッパにもちこんだのが、ルーツだという。中米では、カカオに唐辛子を混ぜていたのだそうだ。確かに中米は唐辛子の産地だが、味が想像できない。ヨーロッパに入ってから砂糖と混ぜるようになり、今の味になった。
アヴィニオン
私は、西洋史に疎いので全く知らなかったが、14世紀にフランス出身の法王の時、70年間法王庁がアヴィニオンにあった。その時の法王庁が残っている。その立派さにびっくり。
さすが、中世のキリスト教は力があった。
一番奥に、ポチっと見えるのが大人の女性だ。比較すると、その大きさが良くわかる。
修道院を改造したホテル
廊下も立派! ホテルにとって、廊下は収益を産まない必要悪だが、修道院にとっては重要な場所なのかもしれない。
たまたまですが綺麗な夕焼けでした
アルル
どこかで見たような気がしませんか? そう、ゴッホの有名な絵で描かれたカフェです。
この絵の記憶で上の写真を撮ったのですが、ちょっと角度が違いましたね。
グラース
途中、香水の街、グラースに寄った。とにかく、グラースの街に入ったとたん、クルマの窓を開けると香水の香りのする、そんな街だった。
香水博物館にて
私には、香水より、こっちの美人が気になる
Ez 村
この辺りに幾つもある、「鷹ノ巣村」の代表格。ニースのすぐ近く。海岸近くまでせり出している、山のてっぺんに、石壁が張り巡らされ街ができている。山城を意図したようだが、歴史を読むと、幾度となく攻め滅ぼされ、その度に領主が替わっているので、あまり堅固な城ではなかったのかもしれない。
小さくて綺麗な街。上から見下ろすコートダジュールの気色が素晴らしい。
ニース
季節外れ(4月始め) だったせいか、静かで落ち着いた雰囲気。
静かな海岸
綺麗な月夜
絵に描いた様なセレブ
なかなかこんな風には、、、
日曜日のノミの市
さすがコートダジュール
一艘、数千万円はするんだろう。こんなのが、数百艘。嫌でも世界の富の偏在を感じる。
おわりに
この時は、二週間近くかけて、ヨーロッパの地中海沿岸を巡った。シーズン前、ということもあり、どこも静かで良かった。ヨーロッパの歴史の厚みと豊かさを感じる旅でもあった。
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