永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

今が一番幸せ!

はじめに

つらつら考えて、新人類10万年の歴史の中で、団塊の世代の日本人はかなり幸せではないか、と思うに至った。
時代をいくつかに分けて考えて見る。

第一期・・10万年前~産業革命前まで

とにかく、全ては人力。
せいぜい、牛馬の活用しか出来なかった。
車は勿論、電気、ガス、水道も一切なし。
夜は、ランプかロウソク。大昔は、ロウソクすらなかった。星明りと焚火の光位か。
ご飯は、蒔で炊いて、蛇口をひねってもお湯は出ない。
どこまでも歩いて移動するのみ。
想像すればするほど、産業革命前、日本で言えば幕末まで。の日常生活は本当に大変だったろうと思う。

第二期・・産業革命~昭和20年までの約100年間

1850年頃から、人類は、産業革命により石油・石炭をエネルギーとして使うことを覚えた。
いままで人力でやって来たものが機械に置きかわり、効率は格段に上がり食料も増産出来る様になった。
食糧の増産により、地球人口が急増しはじめたのもこの時代から。
蒸気船、自動車、鉄道、飛行機の発明なども相次ぎ、日常生活は急速に便利になった。

しかし、70年前の昭和20年までは戦争があった
日本も、日清、日露戦争に加えて、第一次、第二次世界大戦に参加した。
この時代は、
産業革命により、文明が大きく発展し生活も楽にはなったが、あちこちで紛争が勃発し、手放しで幸せとは言えない時期だったのではないか。 

第三期・・昭和20年~今日までの70年間

団塊の世代が生まれ育った時代だ。
世界各地では、戦争やテロが続いているものの、日本が関係する戦争は昭和20年で終わった。
アメリカはその後もベトナム戦争や、アフガン、イラク戦争があったが、日本は、この70年間平和ボケと言われる位に平和だ。

戦後は少し苦しかったが、生活レベルは、三種の神器・新三種の神器など毎年のように向上した。
日本が巻き込まれる戦争もなく、食糧や水もふんだんにあり、極めて幸せな時代だったのではないか。

第四期・・今後の50年~100年先の未来

以前のブログeternal-traveler.hatenablog.com

で述べたように、地球人口の急増が止まるかどうかが問題。
地球人口が100億人を超えると苦しい。中国が一人っ子政策を捨てたのも悪材料。

地球が40億年かけて貯めた地下資源エネルギー・水資源を、人類はたった200年弱でかなり使ってしまった。
あと50年間保つかどうかだ。
代替エネルギーの開発はいろいろ行われているが「これは」というものはない。
原子力発電が一番有力だったが、それもポシャってしまった
太陽熱、風力、などの自然エネルギーは、発電量が安定せず、ベース電源になり得ないし、量的にも石油を代替するには全然足りない。

とすると、50年先には、エネルギーの制約がかなり厳しくなることが予想され
未来が今よりバラ色とは決して言えない。

人類10万年の歴史のなかで、我々より前は何かと問題があった。今後もバラ色というより生活レベルが下がることも考えられる。
とすると、地下資源をふんだんに使えて、戦争もない、1950〜2050年の100年間は、人類史上最も恵まれた時代で、文明を謳歌できるこの時代に生まれてきたことに感謝すべき ではないだろうか。