オリンピック・エンブレム公募へ
オリンピックのエンブレムが、公募されることになった。
前回審査員、全員逃亡!
日本テレビが、インタビューしようと、前回の審査委員8名に連絡を取ったところ、6名はコメント拒否。2名は連絡つかず、だそうだ。
【速報】談合疑惑のエンブレム審査委員会が説明責任を果たさないまま全員逃亡 | netgeek
これで、談合確定!ですね。
こうしたイベントで、広告代理店(今回は、たまたま博報堂だが、通常は電通) の描いたシナリオ通りに進めることは、業界の常識 らしい。
次回の審査員は、当然全面刷新すべき。今回の審査経緯を説明できない委員を再度委員なんて、あり得ない。
前回応募作品の公表をすべき
佐野氏の作品を除いた残りの103作品は、どんなものだったのだろう?
国内で、2回以上賞を取っているデザイナー達の作品だ。なかには、素晴らしいものもあったに違いない。何故、残りを公表しないのか?
全部を公表せずとも、最後に残った4作品(佐野作品を除けば、3作品) 位、普通は次点として発表する。
それすらしないのは、その中に佐野作品より素晴らしいものがあっては困るから、なのか?
再度公募する前に、落選した103作品を見直すのが順序ではないか?
次回公募の応募数
今回の佐野氏のことがあったので、公募しても応募が少なくなるのでは、と懸念されている。
私は、そんなことは無いと思う。
今だって、自薦他薦のエンブレムがネット上に溢れている。
応募条件も、思い切り緩くすべきだ。
それによって1万人が応募したってどうということもない。
芥川賞だったら困る。1万冊の本を読むのは、手分けしても大変だから。
しかし、デザインの予選なら、一点ほんの数秒で判断できる。応募1万点でも怖くない。
踏み絵
それよりも、注目すべきは、当然応募すべきレベルのデザイナーが応募するかどうか。応募しないとその人は、スネに傷がある、と思われる可能性がある。
ということは、次回の公募は、「デザイナーとして、これまで恥じることのない仕事をしてきたかどうか」のある意味、踏み絵になりそうだ。