永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

アマゾンの新サービス

はじめに

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アマゾンは、国内でもネット通販で一人勝ち状態だが、最近、プライム会員(年会費3900円) 向けのサービスを立て続けにリリースして囲い込みを強めている様だ。

  • パントリーbox を使った、パントリーサービス
  • 1時間以内に配送する、Amazon prime Now
  • アマゾン Prime music
  • アマゾン Prime video

などである

それぞれ少し試してみた。

プライム会員

そもそも、プライム会員とは、年会費3900円を支払えば、お急ぎ便・お届け日時指定便が使い放題で、アマゾンのプライム商品は、送料無料というサービス。

パントリー サービス

アマゾンがプライム会員限定で二ヶ月前から始めたサービス。これまで、トイレットペーパーのように、値段の割に嵩張る商品は、送料が無料の代わりに、商品の価格が割高で、とても買える値段ではなかった。

パントリーサービスは、そうした商品を買いやすくするためのサービスで、290円の箱代兼配送料を支払うかわりに、52x28x36cmのパントリーと称する箱に入る限りいくつ注文しても良い。重さは12kgまで。

占有率
パントリー商品には、それぞれ占有率が表示されている。例えば、クリネックスなら5箱パックが、17.5% トイレットペーパーの12ロール入りが、28%など。別に、容積は余らせてもよいが、余ると何となくもったいない気がする。先日、クリネックスとトイレットペーパーを買ったら98%になった。何かないかと探していたら、たまたまジヤガリコが1%だったので2個買って丁度100% ちょっと得した気分になった。

丁度入る?
「品物の形状と、箱詰めの要領によって入らない場合があるのではないか? 」と指摘する友人がいたので、「どうせ表示されている占有率は、余裕を見ているのでしょー」と答えたあと、無性に確かめたくなった。

パントリーと、クリネックスの体積を実測して調べたら、クリネックスの実際の体積占有率 13.5%のところを、アマゾンは、17.5%と表示しているので、丁度3割の余裕を見ていることがわかって「やっぱり」と納得。

便利?
仮に、クリネックスだけ5箱x5パックをパントリーで買うと、箱代込みで一バックあたり、356円。
値段だけ考えたら、近所のドラッグストアのセールで買った方が安いだろうが、ティシュやトイレットペーパーを二つも三つもぶら下げて歩いて帰ることを考えたら悪い値段ではない、と私は思う。

というわけで、パントリーサービスはオススメ。我が家でも既に数回注文した。

Amazon prime Now

11月19日から始まったサービス。
890円払えば1時間以内、2時間以内なら無料で配達してくれる、というサービス。テレビでも宣伝している。

プライム会員限定

  • 今の所、東京と横浜の一部地域が対象。
  • 2500円以上の買い物が必要。
  • 商品も限られる。

早速専用アプリをiPhoneにダウンロードしてみた。最初に郵便番号を入れる。配達可能地域のチェックの為だろう。渋谷区なので、幸いこれはパス。

購入品
購入可能な商品をチェック。少ない!
アマゾンは、1万8千点、と宣伝している。実際にジャンル別の総数を足してみたら、1万7500点位あったので、嘘ではない。
コンビニの品揃えが約3000点なので.その6倍の品揃えがあれば、と期待した。

ところが、ジャンルはかなり幅広いが、我が家で使っているものが見当たらない。やっと「午後の紅茶」を見つけた。2500円以上注文しなければならないので、とりあえず、20本くらい注文しようとしたが、数量が2本までしか入らない。なんと!在庫が2本しかないのだそうだ。
ほかも一通り見たが、今の品揃えでは、「2500円以上購入」の縛りが、非常に厳しい。買う合わせるものがない。
コンビニは、3000点だが、100円でも買えるから便利なのか、と納得。

時節柄、クリスマスプレゼントなどというジャンルがトップにきているが、僅かの品目からプレゼントを選ぶ気にはならない。
このサービスは品揃えが揃うまで、暫く待った方が良さそう。と書いたら、テレビでアマゾンが例のドローンを使って30分以内の配達を目指している、というCMをやっていた。何を買うのか、と思ったら、小学生位の女の子のスニーカーを注文していた。ブランドx種類x色xサイズx足幅 を考えたら、いくらドローンでも30分の商圏では、とても品揃え出来るとは思えず現実的ではないな、、、と思った。

Prime Music

アマゾンの音楽聴き放題サービス。2015年11月18日に日本国内でも始まった。2014年6月に米国でスタートし、今年になって英国、ドイツ、オーストリアとサービス利用地域を拡大してきた。
ライブラリー数は「100万曲以上」と宣伝しているが、Google Play Musicの3500万曲、Apple Musicの3000万曲と比べると差は歴然。J-POPではAKB48はあるがEXILEがないなど、まだまだ物足りない、とどこやらに書かれていた。

私も、少し検索してみたが、確かに曲数が少ない。
タンゴで一番有名な、ラ・クンパルシータは、バイオリ二ストの曲があるだけ。タンゴバンドの演奏は皆無。
クラシックも全然。ベートーヴェンの「運命」なども、どこかの楽団の一曲だけ。
歌謡曲はどうか、と思えば、美空ひばり は皆無。オルゴール曲が入っているだけ
テレサテンも本人の歌は皆無。カバー曲があるだけ。Enya も本人の曲はない。

総合評価としては、曲数が少なすぎて、(少なくとも我々中高年には)まだ全然使えないとおもう。

Prime Video

下町ロケット、孤独のグルメ、ドクターX、仁(Jin) などの放送済みではあるが、人気の高いTV番組が無料で見られる。映画も無料のものが幾つもある。
新しい映画は有料だが、その場で見られるのは便利そう。レンタルの様に、延滞料金とか返却を気にしなくてよい。


Amazon TV Stick
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これはサービスではなく、ハードウェア。
USBメモリー位の大きさで、5000円程度のもの。TVのHDMI 端子に差し込んで使う。
これを買うと、上記の Apple Video サービスが、テレビの大画面で楽しめる。
自分のスマフォやパソコン画面をTVに映す(ミラーリング) こともできる。
今、爆発的に売れているらしい。
確かに、上記のプライムビデオサービスで、映画やTV番組を楽しもうと思ったら、パソコンの画面ではもの足りないから欲しくなるだろう

まとめ

というわけで、パントリーサービスとPrime Video は使えるが、Prime Now とMusic は次期尚早に思える。