永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

最後の最後のブログ

はじめに

前回11月3日に「最後です」と書いてから、ひと月半に6本アップしました。丁度1週間に一本のペースになりました。
最後に書いたのは、期せずして、「アマゾンの新サービス」でした。

アマゾンとの縁

期せずして、と書いたのは、実は、10年以上前まだアマゾンが日本に進出していない頃、私が起業した小さな会社を小さな金額で、アマゾンに売却したことがあるのです。
その時、シアトルのアマゾン本社に行って、契約書にサインした後、ペゾス社長とDeal done! の握手をしました。ちょっと変わった笑い方をする人でした。そんな縁もあったなぁ、と思い出したからです。

アマゾンは、勿論当時から期待されている会社でしたが、今日これほどまでになるとは、期待以上です。
セブンイレブンが、1万数千店を擁して、4兆円弱の売上に対して、アマゾンは無店舗で1兆円弱を日本国内だけで売上げていますから大したものです。
(全世界売上約10兆円)

楽天のセコさ

あまりアマゾンが巨大になって独占状態になると、また、独占の弊害が出てきますので、2番手の楽天にも頑張って欲しいです。
でも楽天は、全体的にダサくて、セコくて、私はどうしても好きになれません。


楽天のメール攻撃

皆さんは、楽天で買い物すると、その後、お店や楽天からメールがたくさん来て困ったことはありませんか?それは、購入する、という決定ボタンの下にさりげなく、楽天から各種のメールを受け取る、と言うことが書かれていて、知らないうちに、それを承認してしまっているからです。

ミスを誘うセコさ

私は、この様に、顧客のミスを誘って自分の所の宣伝メールをじゃんじゃん送りつけようとする楽天の「セコさ」が堪らなくイヤです。
そして更に、それらのメールをキャンセルしようとすると、可能は可能ですが、画面をわざとわかりにくく、キャンセルしにく作ってあって、本当に腹が立ちます。完全に確信犯なんです。

ペゾス氏は、常々、「アマゾンは物を売っているのではない、買い物経験を売っているのだ。」と公言しているだけあって、アマゾンでそういう不愉快な経験をしたことはありません。

先行投資

アマゾンは、起業直後から知っていますが、当初は期待されながらも、最初の7年間は赤字でした。(現時点でも先行投資を優先しているので利益率は低いです。) ペゾス氏は、それでも資金調達を繰り返し、巨額の先行投資をして今日の地位を築きました。その先見性と大胆さは見事ですが、冷徹な計算のもと巨額の投資をした、米国のベンチャーキャピタルも立派です。

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http://www.garbagenews.net/archives/1966403.html
その甲斐があって、アマゾンは、たった20年で、時価総額(企業価値) 40兆円、世界でも6位の会社に成長しました。

日本の現状の情けなさ

翻って、日本の現状を見ると、安倍首相の経済音痴ぶりが顕著です。

  • TPPの絡みで生産性の低い農家に所得補償
  • 高齢者に 3万円配る。これだけで、総額3400億円のバラマキです。

候補者が、1000円配っても選挙違反なのに、政権政党が特定の支持者層に何千億円配ってもお咎めなし、なんですよね。前にも書いたかも知れませんが、一人殺したら殺人、戦争で何百人も殺したら、英雄、みたいですね。

食料品を増税の対象外にするか、低所得者全員に、4-5千円の減税をすれば済むものを、減税額4000円以上にならないように、全国民に個人ナンバーカードを持ち歩かせ、全食料品店と、全外食店にカードリーダーを装備して税務署と直結のレジを装備させる、などというバカじやないか?という、愚策も着々と進んでいます。

おしまいに

というわけで、安倍首相のやっていることは、選挙対策ミエミエのことばかりで、アマゾンのような生きの良い新興企業を育てる気が全く感じられません。日本の行く末を案ぜすにはいられません。

こんな悲観的な話でおわるのは、哀しいですが、仕方ありません。これが僕たちが選んだ政府ですから。皆さんの力で、少しでも良い国にして下さい。

それでは皆さんご愛読ありがとう。
これからもお元気で、良いお年をお迎え下さいね。
私は、そろそろ「永遠の旅」への準備です。
こんな所に行きたいですね。


永遠の旅人

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