永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

女性用 バイアグラ?

きっかけ

日経新聞を読んでいたら、「米国の女性用バイアグラの開発会社を、カナダの大手製薬会社が1200億円で買収」という、小さな記事が目にとまった。
おや、そんな薬があるのだ、と興味をそそられ、少し調べてみた。

開発の経緯

元々は、ドイツの製薬会社が開発していたが、米国で認可取得に失敗後売却。それを買った米国の製薬ベンチャーが研究を続け、この度3度目の正直で米国FDAの認可取得に成功。10月から米国で市販される、という。
名前は、フリバンセリン(商品名 アディ)
認可を取得した機会に、販売力のあるカナダの製薬大手に売却された模様。

効用

バイアグラは男性器に対する血流を増やすことで効果が出るのに対し、フリバンセリンは性欲にかかわる神経伝達物質であるドーパミンノルアドレナリンを多く出すよう脳に働きかける。要するに、性欲を高める効果があるらしい。

女性団体の抗議

米国の女性団体からは、バイアグラ以降、男性用ばかり何種類も認可されて、女性用が認可されないのは、性差別だ、という抗議もあったったらしい。いかにもアメリカだ。日本の女性団体は、売春反対は叫んでも、早く性欲亢進剤を認可しろ、とは言わんだろうな。

「女性用バイアグラ」は、既に実在

しかし、調べると、実はすでに女性用バイアグラ、として市販されている薬があった。
ファイザー社が、世界的に大ヒットしたバイアグラを女性用にアレンジしたウーメラという薬で、基本的な成分がバイアグラと同じ。局部に直接作用し、感度を良くする、といわれている。すでに日本にも個人輸入されている。

素朴な疑問

フリバンセリンの話しに戻ると、これは先に述べたように、ウーメラとは全く作用が異なり、脳に作用し性欲を高める初めての薬だ。

であれば、素朴な疑問だが、男性には効かないのだろうか。
日本では、草食男子が肉食女子に押されているようだから、草食男子に飲ませたいと思う女子が多いのではないか?

また、不良中年男子であれば「女性の媚薬になるのではないか?」と不埒な想像を思い巡らすに違いない。

残念ながら、フリバンセリンに即効性は無い。テストでは、5ヶ月間毎日服用して性欲亢進の効果が現れた、という報告だ。
不良中年には、残念だか、閉経後の性欲減退などに悩んでいた女性にとっては「朗報」といえる。
問題は、毎日飲まなければならないので、薬代がばかにならないこと。

個人輸入

米国で発売されれば、日本にも個人輸入可能になるが、副作用もあるようだし、個人輸入にはニセモノが非常に多いので注意が必要だろう。


===================
参考にしたサイト

【世界を読む】性的不能治療の「女性用バイアグラ」登場か 「まるで電気スイッチが入ったかのように…」 肉食系女子に朗報? - 産経WEST