永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

群馬大学病院で、同一執刀医により、30人死亡!

唖然!

群馬大学病院 第二外科で、同じ執刀医による、開腹手術、腹膜鏡手術で、30人が術後死亡していることが分かった。
これまでは、2009年4月以降18人死亡とされていたが、この医師の赴任時である、2007年4月まで遡ったら、さらに12人が見つかったそうだ。

上司の教授・病院長の責任

1年前から、この事件を追いかけている、読売新聞によれば、

  • 手術前の説明がおざなり
  • 事前同意書も不十分
  • 手術前の、倫理委員会による検討もなし
  • 患者が術後、死亡したあとの、死亡症例検討会も1回も開かれていない
  • 執刀医が、術後、ガンでなかったことが判明したにも拘らず、ガンであったと、偽診断書を作成
  • 外部委員を交えた院内事故調査委員会の調査報告書を病院側が外部委員に無断で内容を修正。
  • 本人、上司の教授、病院長は、調査委員会厚労省には説明しても、患者遺族に説明はない。

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写真では立派な病院に見えますけどねえ

執刀医は狂っている?

執刀医は、今年3月に退職。退職金は支払われなかったそうだ。ということは、病院側も過失を認識しているんだろう。

また、病院側が3月に公表した調査報告書に対し、執刀医から反論の上申書が寄せられ、患者へは「時間をかけて説明した」「全例で過失があった」とされたことには「納得いかない」そうだ。

反論に対し、病院側は「診療記録がないため判断できない」と認めなかったが、診療記録を書かなかった医者も医者だが、それを放置してきたのは、病院側ではないのか?

30人殺しても、平然とこうした上申書を出すところを見ると、やはりこの医師は、精神的に狂っている、としか思えない。
学会に論文を提出することには熱心で、30人死亡させても「術後は概ね良好」と書いていたそうだ。
重病患者の手術を、功名心のための実験台にされたらたまったもんじゃない。
こういう医師を8年間も雇い、術後死亡の手術を続けさせた上司・病院の責任は非常に重い。
群大病院の執刀医退職…「納得いかない」と反論

全国平均の6倍の死亡率

腹腔鏡を使う保険適用外で高難度の肝臓手術は、死亡率(手術後90日以内)が全国平均で2・3%。群馬大病院第二外科の死亡率は13・8%で、全国平均の6倍!
群大病院、死亡率6倍…13・79% 平均は2%台

素朴な疑問

これって、私の感覚では、手術の名を借りた殺人としか思えないのですが、、、
死亡症例検討会って、群馬大学では医師が申請した場合だけ開かれるそうですが、これって毎回開かれて当たり前と思いますが、、、

こんな医者が、免許を剥奪されないのだろうか?
こんな無責任な病院が存続して居て良いのだろうか?
報告を受けている厚生省は、何をしているんだろう?

とにかく、わかんないことだらけの「事件」だ。これだけ報道されているのに、執刀医としか紹介されず、実名が出ないのも不思議だ。有罪かどうかは、裁判を待つ必要があるが、30人死亡という事実は事実なのだから、実名でよいのではないか。
テレビも、近所のくだらん殺人事件ばかり取り上げないで、こういう事件をもっと掘り下げて報道して欲しい。

提案

私の意見としては、警察の取調べ同様、可視化。すなわち、全ての手術経過の録画保存を義務化すべき、と思います。
何事も、密室でやるからおかしなことが起こるのです。
また、手術に立ち会った、麻酔医、看護師に証言義務を負わせるのはどうだろうか? 偽証した場合には、厳罰に処する、ということで。

追求

この事件は、読売新聞が一年前から追いかけているようで、下記に幾つも記事があります。

http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=108523


私も、これくらい書きたくなるブログです。
今年の3月時点なのでまだ18人死亡です。blog.goo.ne.jp


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