永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

私の英語上達法(考え方)

昔、留学するために、必死に英語を勉強した事があるので、今日は、「私の考えるところの英語勉強法」について、述べてみよう。
あくまでも勉強に際しての「考え方」であって、具体的な話しではない。

モチベーションの維持

英語に限らず、習い事上達の一番の秘訣は「モチベーションの維持」だと思う
「英語が出来る様になりたい」というモチベーションさえ維持出来れば3日坊主に終わらない
そのためには「上達が目に見えるようにすること」だと考える
上達が目に見えれば、誰しも嬉しくなって引き続き努力する

上達が目に見える条件

上達が目に見えるためには二つの条件がある

  1. 短気決戦
  2. 結果の「見える化」を行う

順番に説明しよう

1 短気決戦

だらだらと長期にわたって学ぶのではなく、短期決戦を目指す。
短期に集中的に勉強すれば、当然上達スピードが速くなり、上達の程度が目に見えやすくなる

2 結果の見える化

上達してもそれが数値化されないと、なかなか上達を実感できない。
英語学習であれば、TOEIC を受けて、その時の実力を数値化するのが良いと思う
(留学を考えている学生なら勿論 TOEFL)
短期決戦といっても、語学の場合1年は必要であろう
従って、TOEICを4ヶ月に1回程度受けるのが良い。
受験料が5千円~1万円するので、ちょっと厳しいが、上達の為と割り切ろう。
まず現状を知るために、何の準備もせず1回受ける。そこが出発点だ。あとは4ヶ月ごとに3回で丁度1年になる。現状が600点以下なら毎回(4ヶ月毎)に100点アップ。750点以上なら50点アップ位が目標か。

「読む」「聞く」の重視

語学には、「読む」「聞く」「書く」「話す」と4分野あるが、皆さんはどれが大事と思うだろうか?
日本人は良く「私は話すのが苦手だから」と言って「英会話学校」に行くが、これは大きな間違い。
四つのうち「読む」「聞く」は「脳に対するインプット」
「書く」「話す」は、「脳からのアウトプット」
「脳の中に無いものをアウトプットすることは出来ない!」ことに気付いて欲しい

従って、まずはとにかく大量にインプットすることである。
「読んで読んで読みまくり 聞いて聞いて聞きまくる」ことが最重要。
但し、読んで聞いたからといって、それですぐ書いたり話したり出来るわけではない。タイムラグがあることに注意して欲しい。
イメージとしては、コップに水を入れる作業。しばらくはコップに水が溜まるだけだが、一杯になれば自然とこぼれ出る。コップが「脳」だ。
赤ん坊を見れば分かる。赤ん坊は1歳半位になると自然としゃべり始めるが、それまでの1年半はコップに水を入れる期間。もし最初の1年半全然言葉を聞かせなければ、1歳半になってしゃべり出すこともない。
私がMBA留学した時も同じだった。最初の一年間は苦労したが、2年になったら、話すのも書くのも自然と楽になった。

読むのは、ある程度語学力のある人なら、Sydney Sheridan などが良いだろう。1時間に2-30ページのペースか。辞書はひかない。
初級者ならば、まずは、中学とか高校の英語の教科書でも良い。

聞くのは、今の時代いくらでも出来る。お勧めは、恋愛映画を繰り返し見ること。アクションものは言葉が汚い。
例えば、版権の切れた「ローマの休日」等はDVDが500円位で売られている。
これらを繰り返し見れば良い。勿論何回か見たら字幕を見ないようにする。
字幕は大分省略されているから、字幕を見ても何と言っているのかわからなければ、脚本が対訳になっているものを買ってきて、最初はそれと首っ引きで見る。

スピードラーニングが流行っているらしい。あれは、半分正しい。先に述べたように大量に聞くことは良いことだ。
ただ、単に聞き流すだけで良い、は間違い。聞く時は、集中して聴かなければいけないことは、明らかだ。騙されてはいけない。赤ちゃんだって返事こそしないが、ママの語りかけを全身全霊で聴いているのだ。

より具体的に

イントネーションの重視
発音のことは、良く指摘されるが、私が強調したいのは文章としてのイントネーション(抑揚)である。
日本人の話す英語にはイントネーションがなさすぎる。日本語だって平板に話されたら聞きにくいだろう。英語は日本語よりずっと抑揚が大事だ。意思伝達の50%はイントネーション、と思って言葉の抑揚にに注意をはらえば、あなたの英語は、英米人にずっと聞きやすくなる、と思う。

アクセントのある母音 の重視
次が、アクセント。アクセントのある母音の発音が極めて大事。アクセントのある母音さえキチンと強く発声出来れば、大抵意味は通じる。英語の場合、特に注意すべきは、アの発音。日本語の「ァ」は一種類だが、英語には、4種類のアがあり、英米人にとってそれらは全く別の音に聞こえるのだ。
英米人は 「美容院」と「病院」を話し分けるのが苦手だが、日本人には全く別の単語に聞こえる。それと同じだ。

一般的な発音の注意点
後は、良くいわれる、RとL BとV MとN SとTH など日本人に取っては同じ音だが、英米人にとっては別の音に聞こえるもの、に注意するのは勿論である。
卑しくも、英語を勉強する身であるなら、テレビを見ていても、ワン ツー スリー や、スマホ などと言うアナウンサーに、違和感を感じなければならない。

以上が、私の経験からのアドバイスである
Good Luck!