永遠の旅人日記

好奇心一杯に生きて来た人生。テーマは、女性用バイアグラから橋下徹まで、かなり広範囲。

佐野氏のパクリ疑惑 (4)

佐野氏のパクリ疑惑については、既に3回書いた。
佐野研二郎氏 のパクリ疑惑 - 永遠の旅人日記
トートバックのデザインは、スタフがパクッたと思われる

佐野研二郎氏のパクリ疑惑 (2) - 永遠の旅人日記
エンブレムの審査過程が不公平かつ不透明

佐野研二郎氏のパクリ疑惑 (3) - 永遠の旅人日記
佐野氏のエンブレムは、取り下げるべき

正直もう書くつもりはなかったが、昨日の組織委員会の武藤氏の会見を見て、書かざるを得なくなった。

談合疑惑は何処へ?

武藤氏は、佐野氏だけに修正を依頼した理由として、「佐野氏を推す声が断トツだった」「選考委員の中で、佐野氏を選らんだ委員が4名、それ以外の委員は別々の作品を推した」と説明したが、だれが誰を推したか、は公表しなかった。

この問題は、
「佐野氏による模倣、盗作問題」だけでなく、「審査委員会による、談合疑惑」でもある。

テレビを中心とするメディアは、派手な「佐野氏による模倣、盗作問題」だけを取り上げ、「審査委員会による、談合疑惑」は完全にスルーしている。

しかし、国立競技場の問題も、今回のエンブレムの問題も、その根本にあるのは、組織委員会の秘密主義、閉鎖主義だ。メディアが突っ込むべきは、こちらではないか?

「選考委員の中で、佐野氏を選んだ委員が4名、それ以外の委員は別々の作品を推した」とまで言っていながら、なぜ、誰が誰を推したか、を公表しないのか?
武藤氏は、「今後は公募を含めて開かれた選考にする」と言っていながら、今回の選考過程の詳細については口をつぐんでいる。
公表したらまずいのではないか、と勘ぐらざるを得ない。

8名の委員は、何等発言していない。 箝口令が出ているように思える。何故、箝口令なのだ?
「自分は誰それの作品が良いと思った」と発言するのは、国民から選考を委託された選考委員の責務ではないのか?

8名の委員の中で、「佐野氏と、特別な関係の人が4名いる」というのは、既にあちこちで報じられている。

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談合疑惑を払拭するためにも、8名の各委員が、それぞれ誰を推したか、を公表すべきと思う。